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事例 10

子供の非行に悩む保護者からの相談

16歳の娘がドラッグストアで化粧品を万引きして店員に見つかり、警察に通報された。娘は、友人たちのようにおしゃれをしたかったがお金がなかったと言う。 母子家庭で経済的に余裕がなかったのは事実だが、そこまで不便をさせているとは思わなかった。今回はお店側が被害届を提出しなかったことから逮捕はされなかったが、わが子が非行をしたことにひどくショックを受けている。今後、娘とどう接していくべきか。

母親

相談内容
娘が万引きを繰り返さないよう相談できる先はありませんか?

支援のポイント

  • 子供の再非行を防ぐ
  • 親子間の関係修復

活用できる機関・団体や制度

公的な相談先 ※これらの相談先は、保護者だけでなく、少年本人も利用することができます。

  • 法務少年支援センター【法務省】

    本人の年齢を問わず本人・家族・学校等からの相談・助言・研修等を実施する機関

    相談結果(事例)

    専門の心理カウンセラーによる面談や検査に基づく非行の原因分析を踏まえた指導方法を提案してくれる機関として紹介。また、娘の心のケアも可能と伝えた。

  • 警視庁少年センター

    未成年本人、家族、学校関係者からの相談に対応する機関

    相談結果(事例)

    心理専門スタッフや警察職員による本人への指導・面接に加え、母親自身も娘への対応についてのアドバイスをもらったり、悩みも相談できる機関として紹介。

  • 東京都若者総合相談センター 若ナビα

    若者のさまざまな悩みに対応する総合相談窓口

    相談結果(事例)

    非行専門の相談員がおり、電話や面接だけでなく、メールでの相談も可能な機関として紹介。

東京都児童相談センター、児童相談所

原則18歳未満の子供に関するさまざまな相談を受け付ける専門機関

  • 本人と面接相談ができるほか、心理司による相談も可能な機関として、母親に紹介した。また、メンタル等の支援えた。

民間の相談先 ※これらの相談先は、保護者だけでなく、少年本人も利用することができます。

  • 特定非営利活動法人非行克服支援センター

    非行からの立ち直りを目指す子供と親の支援を行う団体

    同じ経験を持つ相談員に話を聴いてほしい場合はこちらへ

    相談結果(事例)

    わが子の非行を体験した親も相談員として在籍しているので、共感しながら相談に乗ってくれる団体として紹介。また、例会で同じ悩みを持つ他の家族と出会うことができることを伝えた。

  • 特定非営利活動法人日本子供ソーシャルワーク協会

    非行からの立ち直りを目指す子供と親の支援を行う団体

    就学・就労支援など幅広い相談をしたい場合はこちらへ

    相談結果(事例)

    本人向けの学習支援や就学・就労の相談者の相談も聞いてくれる団体として紹介。