ここから本文です

事例 04

少年本人の悩みについての相談

中学時代の先輩不良グループに誘われ、流されるままに特殊詐欺に加担しており、少年院に送致された。祖母に引受人になってもらい仮退院して地元に戻ったが、再び先輩から連絡があり応じずにいたところ、特殊詐欺に関わっていた事実と名前をSNSで公開されてしまった。もうグループには戻りたくないが誘いを断るのも怖いし、自分の事件に関する情報も人に知られたくなかったのに困っている。誰か助けてほしい。

本人(17歳男子少年)

相談内容
非行グループとのつながりを断ち、
公開された情報を削除するにはどうしたらいいですか?

支援のポイント

  • 情報のさらなる拡散を防ぐ
  • 非行グループの誘いを断る手段を身に付ける

活用できる機関・団体や制度

  • インターネット上の
    情報の問題について

    ネット・スマホのなやみを解決「こたエール」

    インターネットやスマートフォンでのトラブルで困っている青少年、保護者、学校関係者等のための相談窓口

    相談結果(事例)

    SNSからの情報削除についてはここに相談をしてみてはと紹介したところ、 LINEで相談をした様子。

    SNSへの投稿内容を削除できるのは、投稿者及び運営会社であるので、先輩には連絡をとりたくないという本人の意向を受けて、運営会社への削除依頼方法についてアドバイスを受けたという。

    依頼から数日経ち、投稿が消えたことが確認でき安心した様子。

    情報の拡散を防ぎ、社会復帰の一歩に

  • 不安な気持ちを聞いてほしい場合

    東京都若者総合相談センター 若ナビα

    若者のさまざまな悩みに対応する総合相談窓口

    相談結果(事例)

    この先の人生への不安な思い、非行の後悔など、悩んでいる気持ちも含めて相談に乗ってもらうことができたとのこと。

  • 本人が抱える問題・法的なトラブルについて

    弁護士会の相談窓口

    相談結果(事例)

    非行グループの誘いを断るのにいい方法がないか知りたいということで、無料で法律相談ができる先として紹介した。

    無料法律相談を受け、専門弁護士より、脅しや嫌がらせを受けるようなことがあれば、脅迫罪等が成立する可能性があるので警察に通報することも必要とアドバイスされ、そういう方法や支援してくれる人がいることを知って安堵していた。

    子どもの人権110番
    【東京弁護士会】

    子供の人権に関する全ての相談を弁護士が電話(面接)受付

    子どものための法律相談
    【第一東京弁護士会】

    子供の人権に関する全ての相談を弁護士が電話(面接)受付

    弁護士子どもSNS相談
    【第二東京弁護士会】

    子供の人権に関する全ての相談を弁護士が電話(面接)受付

    非行グループの誘いを断る手段を身に付ける