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事例 12

DV、児童虐待についての相談

22歳になる姪は、家庭裁判所で保護観察処分を受け、保護観察中。現在23歳の夫も同じく保護観察付執行猶予判決を受け、保護観察中。姪が18歳の頃から交際していた夫との間に子供を妊娠したため、3年前に結婚した。夫が子供(現在2歳半)や姪に手をあげたり怒鳴ったりするため、近所から心配だとたびたび相談がある。姪も子供を守るすべがない様子。姪や子供のためには、どうするのが一番いいのか分からない。

叔母

相談内容
姪・子供をDVや児童虐待から守るにはどうしたらいいですか?

支援のポイント

  • 配偶者と離れて暮らすための措置の検討
  • 安心できる居場所の確保

活用できる機関・団体や制度

東京ウィメンズプラザ

東京都配偶者暴力相談支援センターとしての機能を有し、また、女性のための相談や普及・啓発、交流事業などを行う機関

相談結果(事例)
  • 叔母が電話で相談したところ、姪本人や子供へのDVの影響や、暴力はエスカレートする可能性があるため危険であるとの説明を受けた。それを聞いた本人が弁護士による法律相談の予約をしたとのこと。
  • 後日、本人が女性の弁護士による面接相談を受けた。弁護士からは、離婚の手続きやひとり親になった際の手当等の支援について助言を受けたほか、相談員からは子供への虐待については、子供家庭支援センターに相談してみるよう勧められたとのこと。
  • その後しばらく妻子に対して優しい時期が続き、本人も離婚に対し躊躇し始めたとのこと。

一転して夫から本人に対して激しい暴力があり、子供とともに夫の暴力から緊急避難したい。
相談先(平日:福祉事務所、夜間休日:警察経由)

  • 東京都女性相談センター

    支援が必要な女性の相談受付窓口。DVで悩んでいる人のための東京都配偶者暴力相談支援センターとしての機能もある

    相談結果(事例)

    障害者福祉サービスについて幅広く助言をしてくれる同センターを紹介。

    「普段は優しいが暴力をふるう」という状態がDVの典型であり、そこから逃れるためには夫から距離を置くしかないことを説明され、本人は離婚を決意した様子。

    貯金もなく、賃貸住宅を借りる経済的余裕もないため、一時的に、叔母の許に身を寄せながら自立の道を探ることとなった。

    安心して子供と過ごせる居場所の確保

  • 子供への虐待について相談したい

    子供家庭支援センター

    18歳未満の子供や子育て家庭の相談受付や援助、地域の子育てに関する情報提供を実施する機関

    相談結果(事例)

    叔母と本人とで、子供や子育て家庭に関するあらゆる相談に応じる総合相談窓口である同センターに相談に行ってきたとのこと。

    同センターでは相談員が、虐待の頻度や程度だけでなく、日頃の家庭環境や経済状況など、親身になって話を聞いてくれた。子供への直接的な暴力だけでなく、DVは子供にとって心理的虐待にも当たることを教えてもらった。

    今後、家庭訪問に来て、夫とも話をし、アドバイスをしてくれることになった。また、さまざまな子育て支援サービスも紹介してもらえたので、今度利用してみることになった。

    緊急の場合には、ためらわずに警察に電話することや、今後、夫の子供に対する暴力が悪化した場合など、必要に応じて、児童相談所が一時保護などをしてくれると教えてもらった。

  • 東京都児童相談センター児童相談所

    原則18歳未満の子供に関するあらゆる相談に対応する専門機関

    相談結果(事例)

    相談者の立場や心配を受け止めながら話を傾聴してくれ、虐待の状況の中に置かれている当事者として受け止め、ともに家族の問題を考える姿勢で向かい合ってくれた。

    相談者が児童相談所に何を求めているのかを考慮し、児童相談所における一時保護などの支援について説明してもらった。

    安心して子供と過ごせる居場所の確保

子供食堂

地域の子供が保護者が気軽に立ち寄り、栄養バランスの取れた食事をとりながら、相互に交流する場を民間団体等が提供する取り組みです。

女性の人権ホットライン【法務局・地方法務局】

DV・セクハラなど、女性をめぐる人権問題に関する電話相談窓口

法テラス(日本司法支援センター)

DVやストーカー、児童虐待に関する法的な問題の相談窓口

母子生活支援施設

高18歳未満の子供を養育している母子家庭等の女性が子供と一緒に利用できる施設

利用に当たっては、お住まいの地域にある福祉事務所、または区・市役所内の母子生活支援施設担当までお問い合わせください。