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国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター病院

団体からのメッセージ

わが国の薬物関連障害の医学的治療は、もっぱら幻覚や妄想といった中毒性精神病の治療に終始し、より根本的な問題である薬物依存症に対する治療はほとんど顧みられないできました。そのような現状を変えるために、現在私たちは、薬物依存症に対する専門的治療プログラムの開発に取り組んでおります。当外来では、その治療プログラムを提供させていただきます。

支援分野

  • 薬物等の依存

利用対象地域

  • 利用対象地域に制限はございません。
利用料
本人の診察(3割負担の場合)は初診3000~5000円、再診1100~1500円
利用対象
年齢や在宅地域に制限はありません。
支援の内容
薬物依存症に対する集団精神療法: 患者さん数名~十数名程度のグループを対象として、週に1回、2時間程度の集団認知行動療法による治療を行います。この治療は、1クール26回(ワークブックを用いた治療が24回、薬物依存の回復者によるグループセッションが2回)から構成されており、週1回通った場合、半年でひとまずの治療が終了します。
上記の集団認知行動療法の補足として、個人精神療法、ならびに、薬物関連精神障害に対する薬物療法を行います。
主な相談事例
覚醒剤や大麻などの違法薬物がやめられない、違法薬物の使用で逮捕されてしまい、現在保釈中で裁判や審判を控えている方、あるいは、市販薬や処方薬などの医薬品の乱用がやめられない方。
家族だけでの
相談・支援
初回のみ保険外の自費の相談として対応します。料金は1時間6000円程度です。

相談方法

来所相談

メールにて予約した上、以下の曜日時間で対応します。初診(毎週月曜日11:30~12:30、木曜日10:00~12:00、金曜日10:30~12:30): 最初の重症度評価を行い、当外来での治療が適切かどうかを判断させていただきます。
再診(毎週月曜日木曜日10:00~16:00):主治医として治療を担当します。初診の結果を踏まえて、初診医が再診を担当する医師を決めます。

メール相談

当専門外来への受診を希望される方は、下記のメールアドレスにEメールでご連絡を下さい。その際、メールのなかで以下の1~14の項目について必ずお教えください。なお、メールで回答していただいた情報に関しては、診療以外の目的で使用することはいっさいありません。診療上の守秘義務は守られますので、安心して正直にお教えください(詳細は、薬物依存症外来ホームページをご参照ください)。

yakubutsuizon@ncnp.go.jp

https://www.ncnp.go.jp/hospital/patient/special/drug-addiction.html